長い夏休み―。
若葉台では、旧西中学校校舎内「ふれあいにし」を会場に「夏休み子どもの広場」が開催されています。今年は8 月5 日~9 日と、8月19 日~23 日の2回。
朝の涼しい時間に学校の宿題や勉強に取り組み、その後はニュースポーツや読書、自由時間など。地元の人々と交流を楽しみながら、夏休みの間にさまざまな体験をしてもらおうというものです。主催は、認定NPO 法人若葉台と、若葉台スポーツ・文化クラブ。
今年はさらに、「かながわ人生100歳時代ネットワーク」第1部会の「カッコイイおとなプロジェクト」とコラボ。食育講座、科学の時間、手作りロボットを使ったプログラミング教室など、さまざまなことに取り組んでいます。
この「カッコイイおとなプロジェクト」のフィールドは若葉台。おとなが、積極的にかかわる姿を子どもに見せることで、子どもたちのやる気や自信を育て、地域の次の担い手を育成しようというものです。
「夏休み子どもの広場」初日の8月5日にはNTTドコモ embotによる、ロボットを使ったプログラミング教室を開催。
最初にロボットの行動を知るために、「みんなで、ロボットになってみよう!」
「右手を上げて」 「左手を上げて」
「左手を上げてのところで、つい右手を下げてしまうけど。ロボットはそのまま、右手も上げてますよ」
インストラクターのお姉さんの言葉に、みんな、「あ」と顔を見合わせてしまいました。 いよいよ、段ボールのキットでロボットの組み立てスタート。
ちょっと悩んでいると、インストラクターのお兄さんがやさしくアドバス。根気よく取り組むちびっ子たち。
地元の科学クラブのおじさんも横からアドバイス。最初はちょっと悩んでいた低学年の子も、だんだん自信をつけて、どんどんできるようになっていきます。
ロボットのからだにembotコアとサーボモーターも装てん。ケーブルの向きにも注意が必要です。「よくできてるね!」 ほめられてうれしそうな女の子。
足を作り、からだにライトをつけて、うでを作ってサーボモーターをつなげ、好きなパーツでカスタマイズ!完成間近です。
いよいよ、タブレットを使ってプログラミングをスタート。ロボットの腕を前後や左右に動かし、ボディについたランプを点灯させるなど一連の動作をプログラミングしていきます。
ドレミの音階を作ったり、ブザーを鳴らしたり、思い思いに自由な発想でプログラミングしていく子どもたち。
音を調整して音階をつくるなど、少し高度なプログラミングに挑戦する子も。みんな本当にがんばり、作り上げたことによる自信で、どの子の顔も輝いていました。
地元若葉台でできる貴重な体験。ここから科学する心や、科学脳が芽生えていくようで、明るい未来を感じさせられました。