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若葉台公園のスズメバチ捕獲作戦 子育てママたちに地域のシニアも協力

若葉台公園の木に、このようにペットボトルが下げられているのを見たことがありますか。サイドに「ハチ捕獲中」と注意書きが記されています。

ここ数年若葉台公園にはスズメバチが多く見られ、その対策として4月4日、若葉台子育て母の会と若葉台公園愛護会が協力して スズメバチの女王蜂の捕獲器(ペットボトル)を設置しました。

ボトル内には、スズメバチの好む溶液が入れられています。これによって、春に巣作りする女王蜂を捕獲し、スズメバチの数を減らそうという計画です。

これは稲荷山橋横に設置されたハチ捕獲器です。木には黄色いテープが巻かれそれぞれ番号が記されています。

5月12日は捕獲器の一部を回収。捕獲器②11匹(女王蜂3) ③8匹(女王蜂2) ⑥37匹(女王蜂3)。なんと3つの捕獲器で、計女王蜂8匹、計50匹以上のハチが捕獲されました。

これらのハチは、若葉台の「電子顕微鏡でミクロを観る会」の協力で標本にされることに。

捕獲されたハチは、1匹ずつ新聞紙の上に並べられます。

大きな女王蜂です。ていねいに形を整えられます。

緊張の瞬間。母の会のママたちが見守る中、慎重に作業が進められていきます。果たしてハチの標本はうまくできたのでしょうか。

そして、5月26日の若葉台プレイパークの日、ハチの標本が子どもたちに公開されることに。

当日、会場の大貫谷公園には、標本と共に、捕獲されたハチやハチのことに詳しくなれる資料や絵本なども。

蜂の子せんべいも用意されて、当日子どもたちに配られました。瓦せんべいの中に実際にハチが入っています。

きれいに標本になったハチ。女王蜂はさすがに大きいですね!

さあ、「電子顕微鏡でミクロを観る会」の志村さんによるスズメバチのお話の始まりです。まず、「ハチを怖がらない、なめてはいけない」と志村さん。ハチは害虫を食べてくれる益虫でもあるそうです。

「家の軒下など人間に近いところでは退治していいけれど、森の中はそのままに。ジュースの空き缶などがあると寄ってくる。ハチのすみかと上手におつき合いすることが大切。黒い髪、黒い服装などに攻撃的になるので、白い帽子や、白い服装が望ましいそうです」とのこと。

これまで知らなかったハチの話を、みんな目を輝かせて聞いていました。「ハチについての見る目が変わった」とお父さん。大きい子も小さい子も、今回のハチのお話にびっくりしたようで、興味深く標本を見たり、ハチ入りせんべいを不思議そうに食べていました。

昆虫好きのお父さんが熱心に、「電子顕微鏡でミクロを観る会」の皆さんに質問する場面もあり、みんなでハチの生態に関心をもった一日になりました。

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